四十肩、五十肩と呼ばれる状況になってしまった方。
動かすと痛いし、そもそも動かないし、辛いですよね。
大好きなゴルフにも影響大です。
当院にも、ゴルフ愛好家の方が五十肩でコンペや競技を断念したというケースが来院されています。
中には1年以上良くならなくて、ゴルフも辞めようかな・・・と考えていたなんて方も。
それでゴルフをやめてしまうのは勿体無い!
なるだけ早期に復帰してゴルフを続けてもらいたい!
それが柔道整復師、ゴルフフィットネストレーナーとしての願いです。
五十肩ってどんなもの?
正式名称は【肩関節周囲炎】となります。
この病名はもっと細かく分類されるのですが、その一つが五十肩です。
これといった原因がなく、痛みが始まり酷くなると下記のような症状を呈してきます。
五十肩というとよく言われるのが、【結髪痛、結帯痛、夜間痛】の3つの疼痛があること。
髪の毛を結う動作→肩の挙上・外転(外側から上げる)・外旋(外捻り)
帯を結ぶ動作→肩の伸展(腕を後ろに伸ばす)・内転(腕を体に寄せる)・内旋(内捻り)
夜間痛→夜中、朝方に強い痛みで起きてしまう
こんな痛みが出ます。
それに伴い、挙上、外転、外旋、内旋の可動域制限(動く範囲に制限が出てしまう)が起こってきます。
挙上もできるようになってきて、だいぶ痛みも減ってきた。
最後に残ってくる症状として、肩の回旋(内旋、外旋)の可動域制限、痛みがあります。
日常生活動作でも不意にこの動きが入って『痛っ!』となることも。
本物の五十肩とそうでないもの
これは独特な言い回しなのですが、こういう見方もあると思って見てもらえたらと思います。
本物の五十肩は最善の施術をして6ヶ月〜1年かかると言われています。
何もしなければ何年もかかることも。
何か施術をして、当日〜数週間ほどで良くなっていくパターン。
これは本物の五十肩ではなく、何らかの機能障害だった可能性が高いのです。
症状は似ていますので判別は難しいですが、こちらのパターンも多く見られます。
病院で五十肩と言われて当院に来院→早い段階で症状が消失する。
こういうことも多くあるのですが、結果として本物の五十肩ではなかったということになります。
適切に見立てて施術をすれば早く治っていきます。
ゴルフへの影響〜右利きの場合
右肩が五十肩で痛みが出ている場合で問題になるのは【トップ】の形が取れない、取りにくいということ。
トップの位置で右肩関節は外旋という外捻りの形を取ります。
それがやりにくい、痛い場合、外旋動作を避けるような代償動作をするようになってしまいます。
右肘が後ろに向くフライングエルボーや、手先だけで大きくクラブを操作しようとするというエラーが起こりやすくなります。
左肩が五十肩の場合はフォローでクラブが体に巻きつくような深いフォローが取れなくなります。
振り切ってしまうと痛い動きになるので、無意識にインパクト付近で止めてしまうような代償動作が出てきます。
どちらにしても、色々なミスショットに繋がってしまいがちです。
中には五十肩になって痛みでスイングがコンパクトになり、スコアが安定してるなんて強者もいますが・・・。
改善エクササイズ
色々と五十肩の特徴など書いてきましたが、ではどうしたら良いのか?
一番気になる部分ですよね。
五十肩に有効なエクササイズ、運動療法の類は多々あります。
ネットで調べたらたくさん出てきてどれが正解かわからなくなりますよね。
ここでは、主にゴルファー向けのエクササイズを紹介したいと思います。
まず何のためにやるのかですが、先にも書いた通り回旋の動きが障害されてきますのでその部分の改善エクササイズです。
ある程度動かせるようになってきた前提で説明します。
外旋の可動域を広げる
①肩は90度外転(外側に上げる)、肘90度強で手にクラブを持ち、後ろ側に垂らします。
②反対の手でクラブの反対側を持ち肘の下を通したクラブを前側に引っ張ります。
③この時、肩は真横に上げるよりは少し前側でも大丈夫です。痛みが強く出ない範囲で下の手で前に引っ張り肩が外側に捻れる動きになればOK。
伸ばされているなぁと感じながら30秒ほどキープ。
内旋の可動域を広げる
①腰に手の甲を当て肘を前側に突き出します。
②前に突き出した肘を戻し、また出します。これを10回ほど繰り返します。
③痛みが強く出ない範囲でしっかりと動かしていきましょう。
内外旋をしている筋肉の強化
肩のいわゆるインナーマッスルと呼ばれている筋肉は内旋、外旋をさせる筋肉であるとともに、肩関節の安定性を作る大事な筋肉となります。
これらが萎縮、拘縮していると機能しなくなりますので、不安定感、可動域制限が出てきます。
しっかりとこれらの筋肉を動かして活性化(サボらせない)、さらに強化(安定)をしていきましょう。
この関係の運動も多々あるのですが、簡単に行えてどこでもいつでもできるというものを紹介します。
①腕は体の側面にくっつける、肘90度、手のひら上の姿勢をとる。猫背にならないように胸をしっかりと起こしておきます。
②上腕部を体側にくっつけて開かないようにしながら、手がお腹の前に→体の横にと繰り返し動かします。
上腕部が骨の軸に対してくるくる回旋するイメージを持ってください。
③手ができるだけ大きい範囲で動くように、なるべく速く30秒間動かし続けます。痛みの出ない範囲で行ってください。
なれてきたら時間を伸ばしていくのも有効です。
当院での施術例
自分でエクササイズをすることでどんどん良くなっていくようなケースはそれで良いと思います。
ただ、なかなか改善しないような場合、やっていることが合っているか自信がない場合などは、やはり施術が必要になります。
当院ではどういう事をしているかを簡潔に説明します。
状態によってやることが変わるので、必ずしも同じとは限りませんが参考までに。
①物理療法:立体動体波で関節周囲の筋肉を電気的に動かしたり、疼痛抑制効果、血流増加を狙います。
②手技療法:肩関節に関与する筋肉をほぐしていきます。動きの悪さ、痛みの出方などを踏まえ狙う筋肉も変わります。
神経に対する施術を加えます。筋肉を動かす命令を出すのも、痛みを脳に伝えるのも神経です。神経がスムーズに動ける状況を作ります。
サボっている筋肉を働かせるための筋力トレーニングをします。
関節可動域訓練で動きの幅を増やすための運動をします。
関節内の骨同士の正しい動きを再現させるために補助しながら動かせていきます。
このように多方面からアプローチしていきます。
終わった時には、来た時よりも動く幅が増え動かしやすくなっているでしょう。
先に書いたように、単なる機能障害であればこの時点で痛みゼロなんてこともあります。
ただし、本物の五十肩はそうはいきません。少しづつの改善を繰り返しやることによって数年かかってしまうケースを数ヶ月で終わらせたいので、地道にやっていくしかないのです。
日常生活をストレスなく送れるように、ゴルフを気兼ねなくできるように、頑張っていきましょう!
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