【ゴルフで肘が痛くなった。】
こう訴える患者さんは少なくありません。
あまり痛くなるとゴルフはもちろんの事、お仕事や日常生活動作にまで影響が出てきます。
強く痛みが出てくるレベルになると、なかなか治りにくいのも特徴です。
肘に何が起こっているの?という疑問から、セルフで行える対処までお話ししたいと思います。
ゴルフフィットネストレーナーでもありますので、ゴルフでの説明もしていきます。
もちろんゴルファー以外の方にも参考にしてもらえたら幸いです。
◯肘の外側が痛い場合
外側上顆炎の可能性大
外側上顆炎は上腕骨の下部外側にある出っぱりの部分が炎症を起こしてしまうものです。
この出っ張りからは手の指を反らす、手首を甲側に折る筋肉群がついています。
この筋肉群を使いすぎたり、強く使ったことで筋肉の付着部である外側上顆という出っ張り部が炎症を起こしてしまうのです。
手でクラブを握って、振り回すのですから負担がかからないわけがないのですが、使い方によっては過度に負荷がかかってしまいます。
●手首の角度を保つ意識が強すぎた
●コックを入れる動作が強い
●グリップを強く握りすぎている
●ダフリ、トップが多い
●練習量が多すぎる
こんな理由が考えられます。
ゴルフに熱が入り始めた初心者や、練習量やラウンド数が多すぎる上級者に多いように思います。
もし痛みが出てきた場合どうしたら良い?
まず第一に考えなければいけないのは【使用頻度を抑える】こと。
使いすぎ症候群とも呼ばれるものですので、使わないことが一番大事。
肘が痛いのですが、指、手首の動きを抑えていくこと。
まさにゴルフの使い方ですが、何かを握って手首を甲側に折る動きは一番負担かけます。
持ち手のあるバケツや鞄を持ち上げるような動作も手の甲を上に向けて握ってしまうと負担をかけてしまいます。
ですのでこの状況の時は手のひらを上に向けて握ってください。
キーボードを打つ、マウスを動かす、このようなデスクワークの動きでも手の甲側に折って指を使っていますので意外と負担がかかっています。
このように、日常生活動作で当たり前に行っている動作だけでも負担になってしまいます。
なかなか治りにくいと言われている要因はここにあるのです。
手首の甲側に折る筋肉、指を反らせる筋肉が緊張していますので、ストレッチも有効です。
肘の曲がるところを上に向け、手のひらは下に向け、手首を掌側に曲げていきます。
反対の手で曲げていってください。
この形がしっかりできていれば、該当する筋肉が伸ばされていきます。
痛いの一歩手前くらいでとめ30秒ほどキープします。
痛みがあるけど、どうしても仕事で手を酷使してしまう状況や、どうしても断れないコンペに参加するという状況がありますよね。
少しでも負担を減らし、痛みを出さないようにするにはテーピングや専用サポーターが有効です。
テーピングは貼り方に知識がいることと、かぶれやすいというデメリットがありますので、サポーターがおすすめです。
筋肉の付着部が炎症起こしているので、擬似的に付着部を下に持っていく(ちょっと言っている意味がわからないと思われてもしょうがない・・・)という発想のサポーターで、【エルボーバンド】【テニス肘バンド】などの名称で売られています。
外側の炎症だけではなく、押さえるポイントを変えれば内側に使えます。
デメリットとしては、締め付けるので血流が悪くなり浮腫むこともあります。
圧迫感がどうしてもダメという方は使えないかもしれません。
サポーターをしていても負担が全然なくなるということでもないので、使い過ぎれば悪化します。
◯肘の内側が痛い場合
内側上顆炎の可能性大
先に説明した外側上顆炎と正反対の場所、動作で痛みを生じます。
●右利きの場合特に右手で打ち込んでしまう方
●右手でクラブをリリースしていく感じの強い方
●強く握っている
●ダフリ、トップが多い
こんな理由が考えられます。
内側ですので、手首、指の屈筋群(掌側に手首を折る、指を握る)が付着している場所ですので、多用することで内側に炎症を起こします。
外側同様、使いすぎですので使用頻度を控えましょう。
強く物を握る、掴む動作でも負担がかかります。
手のひらを上にして鞄を持ち上げるような動作も負担がかかります。
ストレッチは手のひらを上にして肘を伸ばし、手の甲側に手首、指を反対の手で曲げていくことで伸ばされていきます。
対処法としては外側上顆炎と大きく変わりません。
セルフで対処するとすれば安静とストレッチが中心となります。
◯当院での対処
極力使用を控えること、特にどう言う動作が負担になるか等注意点を説明させてもらいます。
手ですから、どうしても使わないわけにはいきません。
ですが、早く良くなってもらうには少しでも負荷を減らしていきたいのです。
使い方のコツがありますので伝えています。
物理療法で疼痛緩和、筋緊張の低下を狙いつつ、手技でさらに改善を目指します。
細かいことを言うと手の使い過ぎだけの問題ではないこともあるので、そこは来院時に!
ゴルファーはなかなか練習やラウンドを中止してくれない傾向がある(笑)ので、ゴルファー用のアドバイスをしていきます。
何度も言いますが、使いすぎは長引きますよ!
いつか治るだろうと思って放っておくと意外と長引いてしまう上顆炎。
早く良くなるためには適切な対処が必要です。
ぜひ参考にしていただきたいと思います。
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